コロナに対する認識の差 軟禁される俺

私は今、軟禁されています。

これだけでは意味が分からないと思うので、

順を追って書いていきましょう。


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昨日(2022/08/19)は友人2人と飲みに行きました。

……と思っていたら先輩が来たり、後輩が来たり、なんだかんだで結構な人数になってしまいました。

久しぶりに懐かしい人々に会えたのは良かったのですが、まあ正直「ん?」となる点もありました。

その内、最も大きなものはコロナに対する意識です。

マスクをハズして喋ったり、あごマスクで喋るというのが常態化していました。

自分は飲み会の類いに出たことがないのでよく分からないのですが、ソレが普通なのでしょうか?

テーブル席でアクリル板等もない店だったので*1飛沫は食べ物にまんべんなくスプレーされてますし、「遠慮せず喰えよ」的アトモスフィアの支配領域だったのでいくらか口にしました。

正直あの中に誰かひとりでも保菌者がいれば100%感染してるなぁと思います。


で、自分はどうなのかというと、常にマスクをつけた状態でした。

飲み食いするときだけマスクをとって、その間は決して声を上げることはないという

いわゆるのガイドラインに沿った食事作法的なモノを実践してました。

まぁそんなモン自分ひとりがやってた所であんまり意味ないんですけどね。

自分が保菌者でもない限りは*2


もし世間一般の人々でああいう感じの人が少なくないならば、まあ昨今の感染状況も病むなしと言うしかないのかなと感じます。

意外とみんな警戒してないんですね。

ただ念のため明記しておきたいのですが、私はそういう黙食とか「喋るときはマスク!」みたいなのを守らない人を責める気はないです。

だって無茶ですからね。友人と飯食いに行ったのに黙ってろとか。


そんなめんどくさい事できるかよ、だぁ? でもやれ! できないなら行くな! と。

「じゃあどうするの?」ってなった時に、私は「じゃあ行かね」ってなるワケですが、案外他の人はリスクを承知で出向くという選択をしたのかも知れません。


これは正直言って興味深いことです。

というのも、自分は飲み会的なモノを楽しいと思った事が少ないから。

無論「楽しい」と感じたことはありますが、それでも「行きたくないなあ」とか「行かなきゃ良かったなあ」とかと天秤にかけたときに、圧倒的な重みで皿を傾けるほどの「楽しい」には余りであったことがありません。*3

あの時間で得られる楽しさはひどく刹那的なモノで、持続率が著しく低いと感じます。

また、基本的に思い出話がメインとなるので、過去の重力に魂を引かれる存在になりはてる危険もあります。

しかし、少なからぬ人々がコロナの感染リスク、感染による経済的なダメージ、家族などの周囲に与える影響度合いなどのパラメータを参照した上で「自分は飲みに行くべきだ」と判断しているという事実。

実際かなり興味深いです。

なにが彼ら彼女らをそこまで駆り立てるのでしょう。


今のところの自分の仮説では、「現実を見てる人」と「理想(≒夢・野望)を見てる人」の差ではないかなと。

友人達は現実を見ていて、私は理想を見ている。

彼らは社会参加をしている。社会参加をしている以上、不特定多数の人物と関わりがある。その全てに置いて警戒したとしても、コロナの感染を100%防ぐことは不可能。そしてこのコロナが支配的な世の中はそうそう代わり得ないだろうし、なんならもう一生甲かも知れない。だとしたら一度もコロナにかからず人生を生ききるのは難しく、いつかはかかるモノと考えた方が妥当。

よって、コロナの回避はあきらめる、という結論。


一方私は理想を見ています。

いつかコロナが収束して、感染リスクが今までのインフルエンザレベルまで下がるかも知れない。またマスクなしで生きられる世界が戻ってくるかも知れない。だから今はかからずにこの状況を乗り切ることを考えるべきだ、という結論。


う~ん……こうして文字に起こしてみると、自分のスタンスってホントに現実味がないなって感じますね……。

自分ですら絵空事だと感じてしまいます。


また、コロナの感染リスクに対する評価以外にも、この差は適用できそうです。


例えば

  • 彼らは過去話が好き→「現実(≒現在)」を生きているので、「過去」という「かつての現実」から地続きの道のりが欲しい
  • 集まるのが好き→会社組織内での政治ゲームに疲れ、打算抜きでつきあえた学生時代のイノセントな関係性を思い出したい(?)


とか。

もし自分も彼らと同じ境遇になれば、同じようなモノの考え方になるのでしょうか。

現実だけでは明日を生きられませんが、理想だけではそもそも今日を生き延びられない。

私もいつか(あえて語弊を招くような言い回しをするならば)彼らのように「コロナを恐れず飲み会に行くような強いメンタリティ」が必要になる時が来るのかも知れません。

 


……あ、冒頭の軟禁がまだでしたね。

で飲み会の後、23時半に帰宅。

それ以来自室にセルフ軟禁です。


前述したとおり、普通に働いてるor結構人と会ってる人たちの唾液を接種したのであの中にひとりでも陽性者がいれば絶対感染してます。

せめて家族を巻き添えにはしないために……あ、実家暮らしなので自分。

とはいえ1人でソレをやりきるのはほぼ無理なので、部屋の前にご飯とか置いてもらったりとかは家族の手を借りてるんですがね。


う~ん。

理想と現実うんぬんってのも飲み会に行きたくない理由だけど、ぶっちゃけ家族に迷惑かけたくないってのが一番な気がしてきたぞ。

家族には迷惑かけたくないよね。

たとえ何があってもさ。

 

 

 

 

 


マ ン ガ 家 志 望 ニ ー ト が 一 番 迷 惑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:というかアクリル板がある店が存在するのか分からないくらい世界を知らない

*2:ただ自分は基本的に外食はしません。どれくらいかというと、「飯行こうぜ」と誘われてもよほどのことがない限りは断る感じです。それでいて人の多いところにも行かない、かつ、社会参加を一切していないクソニートなのであの場にいる誰よりもリスクが低い状態にあったのは客観的にも明らかな気がします。でもそう信じたいだけかも知れません。安全なんてないワケなので

*3:単純に試行回数が少ないだけかも知れません。実際自分が参加したことのある飲み会は中学の同窓会、高校の友人との集まり3回、昨日の系5回だけなので。でもサシ飲みはソレより多いです。多分15回くらい