名越:
(中略)僕が一番気にしているのは、こうして欲しいという要望をどこまで受け入れるか、というのは悩みますね。絶対とは言わないけど、消費者の意見を取り入れれば取り入れるほど、驚きがないゲームになる。消費者の要望を叶えることに時間を費やすと、それを超えるアイデアを放り込めなくなるんですよ。椿姫:
昨今ユーザーの声を大事にするような……。名越:
もちろん大事にしてますよ。要するに取捨選択ですよ。『モンハン』クリエイターと『龍が如く』総合監督が対談。リリースし続ける大変さを聞かれ「消費者の意見を取り入れれば取り入れるほど、驚きがないゲームになる」 | ニコニコニュース オリジナル より
最近のデュエマにも当てはまる話なのではないかなと少し感じました。
現在主力と思われる開発メンバーの中にデッドマンさん*1が居るというところからもわかるように、今の開発は第二世代とでも言うべき集団なのでしょう。
デュエマをスタートアップから支えてきた人たちというよりは,デュエマで育った「元ファン」が開発側に回ったという。
このメリットは開発者が「愛を持っている」ということでしょうね。
元にデュエチューブとかを見てるとなんか見てるこっちまで嬉しくなっちゃうくらい楽しそうにデュエマをしています。
作る側に愛があるので、当然先代へのリスペクトもあるし、ファンの期待をほぼほぼ満たした商品を出してくれます。
一方でデメリットはというと、冒頭の引用になる気がしています。
アンケートをとって「復活してほしい種族は?」とか言ってもらえるのもありがたいのではあるのですが……
結局それをやってしまうとユーザーの予想の範囲を出ることができないというか、想定されることしか起きないワケですよね。
正直、最近のデュエマにはあまりワクワクを感じません。
今ちょうどデュエプレで刃牙とかベートーヴェンとか出てきたあたりなので当時のことを思い出すのですが、あの頃のデュエマは今よりワクワクするTCGだったと思うんですよね。*2
もちろんあの頃は中学生だったので、だからこそというだけかも知れないのですが……。*3
もしそうだったらデュエマ開発の皆様にはとばっちりですね(^◇^;) すみません。
ただ、遊戯王は今でもちゃんとワクワクできるんですよね。
もちろん中学生ぐらいの頃からしたら減衰はしてますけど。
この差って公式が『顔』を持って前に出てきている、アンケートを頻繁に取るという2点によって生み出されていたりしないかなぁ……なんて思ったというただそれだけの話でした。
まぁそれでも今後もデュエマはやり続けますけどね。
来月出るスーパーデッキも楽しみです。