持ち込みに行った結果!のご報告

 

 

 

 

反省しています。

 

ええ。

なにが?って感じだと思いますが、とにかく私は今反省しています。

 

だから何が?って感じだと思いますが、それは他ならぬアノ事です。

 

そう。

 

今までの記事は堅苦しく書きすぎたということです!

 

いや、まともな人としてみられたいと思うあまり、すごく格式ばったものを書いてしまいました。

 

本当に反省です。

やはり読者が楽しめるような仕掛けをしないといけない。

 

そんなわけで今後はこんな感じでフランクに書いて行こうと思います。

よろしくお願いします。

 

さて、前置きはこれまでです。

本題に入りましょう。

持ち込みですがああああああああああああ

うわああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

失礼。

 

持ち込みの時のことを思い出して発狂してしまいました。

まぁつまり、発狂するようなことがあったということですね。

 

まぁそんな大したことじゃないんですが。

 

順を追って話しましょう。

まず私は、約束の1時間前に神保町へと到着しました。

 

専修大生のフリしてその辺を練り歩いたりすっかな〜!」とか

「本屋片っ端から見て回るか!」とか

色々と思っていたのですが、結果的にそれらは叶いませんでした。

 

ただの怪しい無職(23歳・男性)と化し、街を放浪しただけでした。

 

いや、自分の方向オンチ加減を見誤っておりました。

Googleマップのアシストが有れば余裕と思われた道のりも、なぜか1時間近くかかり……。

 

おかげで本屋は一店も覗けませんでしたが、時間には間に合いました。

よかったよかった。

 

で、いざビル内へ。

来客カードに必要事項を記入し、所定の位置で待機。

 

しばらくすると、編集者の方がお見えになりました。

多分10分くらい待った程度だったと思います。

ちゃんと測ってないのでアレですが。

(頭が真っ白になっていて、時計を見たのに何時か全く頭に入らなかった……)

 

「お待たせしました〜。〇〇です」

「あっ あの中間報告(仮名)です……はじめまして……よろしくお願いします……」

「よろしくお願いします。すみませんお待たせしてしまって」

「いえいえそんな……」

 

そんなやりとりをして編集者さんが対面に着席。

 

するとすぐさま

 

「それじゃ早速作品の方を見せていただきたいと思います」

 

と持ち込みがスタート。

 

「あの ネーム2本と原稿1本なんですけど……」

「なるほど……すみませんが時間的に全部は見られないかも知れません。優先度の高いものから見せていただいても良いですか?」

「あっはい じゃあこれをお願いします」

「分かりました。ではその前に原稿の方で作画を見させて頂きますね」

「あっはい」

 

原稿をパラパラと見て作画具合をチェックすると、作品を読みはじめました。

 

その間、私はとりあえずメモ帳にその時の気持ちを筆記開示していました。

それが以下です。

 

  • 1枚ずつめくって読んでるな
  • 文字読みづらかったかな
  • ダメだ頭真っ白だ
  • 何も考えられん
  • けっこう早いペースだ
  • うわこわいまじで
  • この間であれか みんな自分の行いを悔いるのか
  • あ〜どうだ展開が唐突すぎたか?(ちょうどこの時に起承転結の転のところだった)
  • きっついな〜流れてるクラシックっぽい曲がキンチョウをあおる
  • もうすぐ終わるな……何言われてもカクゴしとこう

 

 

「……お待たせしました。まずですね……

 

 

それから先のことは覚えていません。

気づくと電車に揺られていて、最寄駅の3駅手前のところでした----------------。

 

 

 

……みたいな感じにすればルポとしてそれっぽいものになるのですが、まぁ現実はそれほど劇的でもなく。

 

私は持ち込みに行く前に、こんな懸念をしていました。

「何も言ってもらえないのではないか?」と。

つまり全くの芽なしで何も言えない、みたいな事はないかと。

 

ですが、その心配は杞憂に終わりました。

しっかりとダメなところの指摘をいただけたので。

 

何も言われないかもと心配してたから言われて良かった!

ただ戸惑ったのはその指摘が思ってたのより4倍くらいの量だったことです。

 

指摘についてここでは詳しく書きませんが、特に大きかったのは「ページを押さえようとしすぎ」という指摘。

ページ数を抑えようとするあまり、コマ割りもキャラクターの心情描写も場面転換も、全てが犠牲になっている……みたいな感じでした。

 

これは自分でも自覚がある部分でしたが、この段階になってようやく、これが「致命的な欠陥」だったことに気づきました。

 

それに対して「ここが良いね」みたいなのはありませんでした。

 

いや、流石に褒めてもらえるような作品でないことは自分が一番よく分かっています。

とはいえ、良いところがひとつもないとなると少なからぬダメージが……。

 

持ち込みに行く前までは、自分にとって大切な宝物のように思っていたマンガ。

しかし、そのマンガが実はとんでもないゴミの山だったことに気づかされました。

 

なのにそんなこともつゆ知らず、「やばい! これは良いもんできたぞ!」と喜び勇んで持って行ったのが恥ずかしくて情けなくて……

 

何より忙しい編集者さんの時間をとって読ませたのが本当に申し訳ない。

「クソ忙しいけど、まぁこれから売れる作家になるかも知れないしな……」と思って来ていただいたのに、出て来たものがとんでもないゴミ。

(しかも41ページのネームと32ページのネームにド下手な原稿56ページという大ボリューム)

 

もう不憫でなりません。

 

今思うと「なぜ持ち込みに行ったのか……」という感じなのですが、

まぁそれはいかなければ分からなかったことだと思うので仕方ないですね。

 

40分くらい話を伺って、持ち込みは終了。

「まぁまだ始めたばかりですから、地道に頑張って行きましょう」

みたいなことを言われ、ブースを後にしましたとさ。

 

というわけで、初めての持ち込みは大失敗でした。

もし過去の自分に伝えるとするなら以下のようなことでしょう。

 

  1. 時間はたっぷりと余裕を持たせて行くこと
  2. ページ数を気にせず、必要だと思ったシーンは省略しない

 

特に2は重要です。

よくよく考えてみれば持ち込みにページの制限はありませんから、何ページでも良かったのですね。

 

正直、今回頂いた指摘の4分の1くらいはそれだけで回避できるような指摘でした。

これさえ無ければもっと他のお話も伺えたかも知れないと思うと「何やってんだ俺は」って思います。

 

今作で私は「31ページの作品を描いてみたい」と思い、ストーリーをはしょってむりやり31ページにまとめました。

まぁ結局まとまりきらず、32ページになってしまったのですが、自分としては満足でした。

 

今にして思えば本当にバカここに極まれりです。

省略不可能なエピソードを語ること、ページ数を減らすこと。

どちらが真に優先すべきことなのかを冷静に考えていませんでした。

 

いろんな思いが湧き上がりました。

悲しみ、後悔、なんで自分はこんな大それたことを……?

 

それでも、もうマンガが嫌になったか?と言えば、実はそうではありません。

 

むしろ今はもうマンガを描きたくて描きたくて仕方ありません。

 

しかし、それは「うぉぉぉぉ! 持ち込みでやる気をもらったぜ!!」みたいなポジティブなモチベーションではなく

「あの編集者さんに『コイツが全力で描いたのがこんなクソマンガだ』と思われてるの恥ずかしすぎる!!!! 早く修正版を見せて認識を更新しなきゃ!!!!」

みたいなネガティブなモチベーションです。

 

帰宅してからすぐに話を再構成し、必要な要素を検討し直しました。

気づくと夜になっていて、そう言えば今日は朝から何も食べていないことに気づきました。

 

このペースなら明日の午前中にはまとまりそう。

午後にはネームに入りたいと思います。

 

で、次はちゃんと原稿にして持っていく。

目標は2ヶ月以内とします。

2022年7月9日までに、再び持ち込みに行く。

 

そのために明日からまた全力で取り組んでいこう……そんな希望的なシメでこの報告を終わります。

 

眠い