10年後の自分についてふと考えてみた。
仮に今のまま行くとしたらどうなるか、というのをできる限り具体的に詰めていった。
その結果、今のまま行くと自分に待っているのは暗澹たる未来像だった。
夢に締め切りはないとか、年齢なんて意味ないとか、そういう耳障りのいい言葉は世の中にたくさんある。
それらの言葉はもちろん嘘ではない。
しかし真実とも言い難い。
精神論的にはデッドラインなんてなくても、物理的な問題においては明確に存在する。
人生をトロッコ(あるいは電車やバス)と例うならば、我々はたしかに線路の上を走っている。
景色の流れがゆっくりだから忘れてしまうが、確実に着実に前へ前へと進んでいる。
そして今,私は線路の先にあるモノを意識してしまった。
ソレの端が少しだけ見えてしまったから。
俺の限界はここなのだろうか。